ハワイ・マウイ島で起きた山火事のニュースが連日流れています。被害は甚大で、逃げ惑う人々や町の惨状を目にし、鎮痛な面持ちに苛まれます。
ロシアとウクライナの戦争も終わる気配はなく、酷暑の中を方々歩き回って帰宅した後に内外の被害や困難な出来事のニュースを見てしまった時などは、平常心でいることが難しく、何もできない自分に対する無力感や将来への不安に襲われることもあります。
しかし、このような感情に対処し、前向きなアプローチを持つことが、生きていくうえで大事ということですよね。
このような時、私たちには何ができるでしょうか。
まず、情報の適切なコントロールを行うことです。ニュースや情報を選択的に受け取ることで、感情を過度に刺激することを避けることができます。信頼性の低いニュースや不安を煽るだけのメディアは遮断すること。信頼できる情報源でも適切なバランスで取り込むことを心がけたいものです。
次に、自己に対するケアを行います。心身の健康を維持することは前向きなアプローチを保つために不可欠です。バランスのよい健康的な食事、十分な睡眠(できれば6時間以上)、適度な運動、リラクゼーションなどを取り入れ、自分自身を健やかに保つこと。私も歳を重ねるにつれ健康について意識を高めるようになりました。20代の頃は2,3日寝なくてもまったく平気でむしろアドレナリンが出て仕事がはかどる!なんて思っていましたが、今はそんなことするとその後1週間は頭の働きが悪くなり非効率極まりません。困難な状況に対抗する力を高めるためにも、心身の健康維持に力を入れたいと思います。
そして、不意に湧き出てくるネガティブな感情を受け入れることも重要です。不安や無力感などの感情は誰にでも起こりうる自然なものであり、無視したり無理に否定してしまうと返って心の中に居続けてしまいます。これらの感情を受け入れ、理解することで、感情をコントロールし、前向きな対処方法を見つける手助けになるでしょう。
また、行動を起こすことも、前向きなアプローチを支える重要なポイントです。自分の無力感を克服するために、小さな行動を起こすことが大切です。寄付をする、支援団体に参加する、ボランティア活動に参加するなど、自分が今できることを実行することで、前向きな意味を見出すことができます。マウイ島への支援活動で様々な機関が寄付を募っています。ネット検索すればすぐに見つけることができます。自分の気持ちひとつで絶望の淵にいる人々への一助となることができるのです。
毎日を過ごす中で、ポジティブな情報と環境の選択も有効です。ポジティブなニュースやストーリーに焦点を当てることで、前向きな視点を維持できます。自分を励ます音楽を聴く、インスピレーションを感じる本を読むなど、環境を工夫することで、ポジティブな影響を受けることができます。
そして友人や家族とのつながりも重要です。感情を分かち合い、サポートを受けることで、孤独感や無力感を和らげることができます。共感と共有は、前向きなアプローチを促進する助けになるでしょう。
それからこれはいつも感じていることですが、目の前の行動に集中することをいつも忘れないでいたいと思います。今の自分の状況や環境を見極め、できることに焦点を当て、少しずつ改善を図ることで、前進する実感を持つことができます。一歩ずつ前進すること、小さな成功を積み重ねることで、無力感を克服し、自分の進化を実感できるようにしたいです。
情報の適切な管理、自己ケア、感情の受け入れ、できることの実行、ポジティブな環境の選択、つながりの維持、そして目の前の行動に焦点を当てることで、前向きなアプローチを実践しましょう。
私たちの中にある内なる力を信じ、前進するための一歩を踏み出していきましょう。